ある日息子が言いました。
「宝くじが当たる確率って隕石に当たる確率より低いんだって。」
息子よ。
「生きてること全てに税金がかかるの。食べ物にも税金がかかるし、水道にも税金かかるし、住むだけでも税金を納めてる。」
そしてね、
「宝くじは馬鹿であることに対する税金なのよ。」
期待値が低いものを購入してしまう。それはリテラシーの低さに対する税金と言って良いでしょう。
私は息子に対して人生の厳しさ、お金の大切さ、勉強の素晴らしさを説き、
人生の先輩としての威厳を見せつけるに至ったのです。
話は変わって、私はもうすぐ40。
とにかく体調が悪い。体力がない。
仕事から帰って子供を迎えに行き、惣菜でも良いからとにかく食べさせて、風呂入れて寝かせたら体がバッキバキ。
家事を残したまま寝落ちし、そのまま朝になり、少しだけ回復した身体で次の日も次の日も消耗し続ける。
回らぬ頭で聡明な私が考えたこと、それは宝くじを当てることでした。
宝くじを当てて、それを子供たちの学費と老後の資金にして、あとは細々と軽めに働けば完璧じゃない。
そしたらこんなに毎日ヘトヘトになることないじゃない。
よし!息子よ。ママは宝くじを当てるから。
ただ買うじゃなんじゃないのよ。当てるの。
夫にもつたえよう。これからの人生を共に歩んでいくであろう相手には、計画を伝えておかなきゃ。
(よかったー。私よりバカがいる)
宝くじはオンラインで買えるのしってます。
でもどうせなら紙で買ってみたい。そう思い駅の宝くじ売り場に行ったら、驚きました。
みてください。並んでる。。
オンラインで購入もせず、貴重なお金を費やして長い時間をかけて、期待値の低いものに嬉々として支出する。
それを他人に見られることを厭わない。
賢者です。これは賢者の列なのです。
宝くじを通して、自分の財産時間を投げ打って社会貢献をする。
見習うべき日本の精鋭たちが年末の駅にありました。
そして手に入れました。
未来への切符。今年までかなー、頑張って働くの。
来年から人生に?余裕が?生まれちゃう?からー
お先でーす。